日本語でも英語でも Why と Howを大切に
どのようにしたら自分の意見を言える子になりますか?
このような質問をいただきました。
答えとしては、
「普段の会話の中でトレーニングすることが大切」ということです。
これまで数多くの幼稚園児から高校生を見てきました。
主に英語や英会話の範囲で生徒さんと学習をはじめるのですが
説明力や理解力を観察していると
「どうも日本語(母国語)を介しての思考力・思考癖に引っ掛かりがあるな」
ということがわかります。
そうすると親御さんたちから100%といっていいほど
「自分の意見が言えないんですよね、この子。」
「べらべらしゃべる割には、説明が下手で何を言っているのかわからいです。」
「もともと口数が少ないほうですがちゃんと人に伝える表現力は
身に着けてほしい。」などと言われます。
この部分はとても重要ですが
短期で身につくというものではなく
根気よく時間をかけてトレーニングする必要があります。
言い換えると、それしかないということです。
よってこのようなご相談をいただく場合に
私はご家庭に少しご提案させていただきます。
今日はそれをこのブログでさらっとご紹介します。(対象は小学生)
普段の会話から
いわゆるYes / Noクエッションではなく
できるだけ「なぜ?」と「どのように?」を
大切にした言葉がけをしていただきたいと思います。
なんで○○になったんだろうか?
どうやったら○○になるだろうか?
また一歩進んで
もし、⚪⚪が~だったら、どうだろう?
このような声掛けがベターです。
いずれも考えた上で答えを引き出す質問ですね。
この質問をされて初めて、子供たちは自分で考える作業に入ります。
そして、考えて初めて言葉に起こす作業に進みます。
そのあとに、やっと口から意見として発するのです。
毎日忙しくそんな余裕はないというのもわかりますが
あまり難しく考えずに
普段のご家庭の中での会話の組み立てかたや
質問の投げかけかたを工夫してみてください。
まずは実践あるのみです!!
実際の国語の読解問題でも
「なぜ○○は△△したのでしょうか?
答えを文中から抜き出しましょう。」という問いに
○○は~~~~だから。という呼応する文章を
抜き出せないお子さんがかなりの割合でいます。
逆にこういう問題を教わることなく
自然に解けるお子さんは
しっかりとした説明力が年相応に備わっています。
これはだいぶ大きな差になります!!
本当に大切な部分ですので
ぜひとも家庭教育の中にうまく取り込み
国語力と思考力を養える環境づくりを整えていくようにしてみて下さい。
折しもコロナショックで親子の時間が増えた!という
この時こそをチャンスととらえて
思考力を伸ばす会話と対話を試みてはいかがでしょうか?
最後にもう一度繰り返します!!
どうしてそう思うの?
どんなふうにしたらその目標は達成できるの?
など・・・
WhyとHowを使ったアプローチで声掛けを
してみてください。
そのように考えることと
それをアウトプットする場を作ることで
少しずつではありますが
自分の意見をしっかりと伝えられる力が付きます!
そしてそれが後に英語の習得にも生かされます。
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大人の英会話トレーナーもしていますが
ここの抜けがある人は大人でも
Howの部分の描写がなく割とすぐに英語での会話が
終わってしまう人が多いような気がします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
気になること、確かめたいこと、ご質問がありましたら
遠慮なさらずにご連絡ください。
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毎日ちょっとずつ英語の単語を増やしたい方向け!
すでに日本語としてカタカナになっている馴染みのある単語の
発音やアクセントの注意点にフォーカスしています。
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